【4月6日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間5日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は285万3908人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億3121万3930人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 4日には世界全体で新たに6657人の死亡と51万9076人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1240人。次いでインド(478人)、ロシア(343人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに55万5001人が死亡、3070万6128人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は33万1433人、感染者数は1298万4956人。以降はメキシコ(死者20万4147人、感染者225万458人)、インド(死者16万5101人、感染者1258万9067人)、英国(死者12万6836人、感染者435万9388人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの253人。次いでハンガリー(225人)、モンテネグロ(207人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(206人)、ベルギー(200人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が97万1276人(感染4480万6515人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が79万7518人(感染2527万5870人)、米国・カナダが57万8060人(感染3170万8934人)、アジアが27万6480人(感染1844万1664人)、中東が11万5712人(感染666万7933人)、アフリカが11万3864人(感染427万4378人)、オセアニアが998人(感染3万8636人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP