【4月5日 CGTN Japanese】CGTNが制作した、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の反テロリズムに関するドキュメンタリー第4弾『底流でうねる―中国新疆のテロへの挑戦』が4月2日から配信されています。新疆ウイグル自治区ではテロ事件の発生ゼロの記録が4年続いていますが、テロリズムと過激主義の脅威と試練は依然として存在しています。この番組では、西側諸国の主張する「新疆では『過度な反テロ活動』と『ジェノサイド』が行われている」などという暴論に対して、テロ組織「東トルキスタン・イスラム運動」の性質を実証し、新疆にて行われている法に基づいた持続的なテロ対策および脱過激化の取り組みの正当性と必要性を明示しました。

 この番組は、複数の分野の専門家の注目を集めています。中国社会科学院中国辺疆研究所の周衛平(Zhou Weiping)研究員は、「このドキュメンタリーからは、新疆のテロ対策は相当な困難に直面していることが分かる。番組が明かした通り、過激な宗教思想の若者への浸透、幹部の中に存在する『両面人(裏の顔を持つ人間)』、『問題のある教材』、およびテロ映像の拡散がテロ対策に大きな困難をもたらしている」と指摘しました。

 南開大学(Nankai University)人権研究センターの許尭(Xu Yao)副研究員は、「この番組は新疆のテロ対策と脱過激化の重点が、次第に文化的な内容、心理的な誘導へと変化していることを示している。新疆ではこの4年間、直接的なテロ事件は発生していないが、敵対勢力の長期的な浸透があるため、一部の若者がすでに持つマイナスの影響を短期間で取り除くことは難しい。若者たちが世界観、価値観、人生観を再構築するよう導くことは、長期的で持続的な、自然に受け入れられるプロセスであるが、より困難な選択でもある」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News