【4月5日 AFP】(更新)インドネシア東部と隣国の東ティモールで4日、豪雨による水害と土砂災害が発生し、これまでに75人以上が死亡し、多数が行方不明になっている。当局が明らかにした。

 インドネシアのフロレス島(Flores Island)から東ティモールにかけての島々が大きな被害を受けた。ダムから水があふれ、住宅数千戸が浸水し、取り残された住民の救助活動は難航している。

 インドネシア国家防災庁の報道官はメトロTV(MetroTV)に対し、55人が死亡し、42人前後が行方不明になっていると明らかにした。死者数はあくまでも暫定的なものだという。

 東フロレス(East Flores)では住宅や橋、道路が泥に埋まった。遠隔地が大きな被害を受けたが、雨と強い波のため、救助隊の現地入りが難航している。

 東ティモールでは、当局発表によると、少なくとも21人が死亡した。

 映像はインドネシア・レンバタ(Lembata)の被災地、4日撮影。(c)AFP