【4月4日 AFP】20-21イタリア・セリエAは3日、第29節の試合が行われ、首位インテル(Inter Milan)はロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の得点でボローニャ(Bologna FC)に1-0で勝利。王者ユベントス(Juventus)とACミラン(AC Milan)がそれぞれ引き分けに終わる中で、2位との勝ち点差を8に広げた。

 インテルは2010年以来のスクデット(リーグ優勝)に向け、リーグ戦の連勝を9に伸ばした。昨季準優勝だったインテルのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「われわれにとってこの勝利は大きな一歩だ」とコメントした。

 トリノ(Torino FC)とのダービーに臨んだユベントスは、79分にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が同点ゴールを決めたが2-2で引き分け、リーグ10連覇に必要だった勝ち点をまたしても落とす結果に終わった。

 ユベントスはインテルと勝ち点12差、1試合消化の多い2位ミランと同4差の4位に転落している。

 ミランもこのところのホームでの悪い流れを断ち切れず、10人のサンプドリア(Sampdoria)を相手に1-1のドローに終わった。

 ミランは57分、テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)の低い位置での拙いパスミスから、ボールを拾ったサンプドリアのベテランFWファビオ・クアリアレッラ(Fabio Quagliarella)に守護神ジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)の頭上を越すロングシュートを決められた。

 その直後にアドリエン・シウバ(Adrien Silva)が2枚目のイエローカードをもらって退場したサンプドリアに対し、ミランは終了3分前にイェンス・ペッテル・ハウゲ(Jens Petter Hauge)がコントロールショットを決めて同点に追いついたが、終了間際のフランク・ケシエ(Franck Kessie)のシュートは枠をたたいた。

 アタランタ(Atalanta)はルイス・ムリエル(Luis Muriel)の前半の2得点、ドゥバン・サパタ(Duvan Zapata)の後半の1得点でウディネーゼ(Udinese)を3-2で退け、ミランと勝ち点2差の3位に浮上した。(c)AFP/Emmeline MOORE