【4月4日 AFP】ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権(2021 Augusta National Women's Amateur Championship)は3日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club、パー72)で最終日が行われ、梶谷翼(Tsubasa Kajitani)がエミリア・ミリアッチョ(Emilia Migliaccio、米国)とのプレーオフを1ホール目で制し、優勝を果たした。

 アマチュア世界ランキングで26位につける17歳の梶谷は、優勝した気分について「(言葉では)表せない」と涙を流して喜んだ。

 5位タイからスタートした梶谷は、序盤の4番でボギーをたたきながらも8番、14番、15番でバーディーを奪い、残り2ホールの時点で2打差のリードを築いた。

 しかし、優勝へ向けて主導権を握ったかに見えた17番でまさかのダブルボギーをたたくと、最終18番ではティーショットをフェアウエー脇のバンカーに打ち込んだが、レイアップしてパーセーブに成功。先にホールアウトしていたミリアッチョと並ぶ通算1オーバーで勝負をプレーオフに持ち込んだ。

 同じ18番で迎えたプレーオフでは、ミリアッチョが2、3打目をバンカーに入れた一方、パーオンに成功した梶谷はバーディーパットで微妙な距離を残したが、最後は1メートル半のパーパットを沈め、栄冠に輝いた。

 男子のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)のコースとして名高いオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブでの女子アマチュア選手権は、今回が2回目の開催だった。(c)AFP