【4月3日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は2日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と就任以来初となる電話会談を行い、同国への「揺るぎない支援」を約束した。ウクライナ政府は、ロシアが国境地帯で軍備を増強していると非難していた。

 ゼレンスキー氏は今週に入り、ロシアがウクライナ国境地帯に軍隊を集結させていると非難。バイデン氏との電話会談後に大統領府が公開した動画の中で、「バイデン大統領は、ロシアの侵略行為に対してウクライナが孤立することはないと確約してくれた」と述べた。

 一方、ロシア大統領府のドミトリー・ぺスコフ(Dmitry Peskov)報道官は2日の記者会見で、米国が軍を派遣すればロシアは何らかの対応をせざるを得ないとけん制し、ロシアはウクライナを脅かすような動きはしていないと主張した。

 ウクライナ東部では数週間にわたって停戦違反が相次ぎ、ロシアが支援する分離独立派と政府軍との対立がエスカレートするのではないかと懸念されている。(c)AFP/Olga SHYLENKO with Anastasia CLARK in Moscow