【4月3日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間2日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は282万9089人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2956万4590人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 1日には世界全体で新たに1万2226人の死亡と70万3713人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3769人。次いで米国(1078人)、ハンガリー(525人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに55万3120人が死亡、3053万9175人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は32万5284人、感染者数は1283万9844人。以降はメキシコ(死者20万3664人、感染者224万4268人)、インド(死者16万3396人、感染者1230万3131人)、英国(死者12万6764人、感染者435万266人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの250人。次いでハンガリー(220人)、モンテネグロ(205人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(203人)、ベルギー(199人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が96万2463人(感染4416万858人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が78万8583人(感染2499万294人)、米国・カナダが57万6113人(感染3152万5181人)、アジアが27万3384人(感染1805万2699人)、中東が11万4511人(感染656万2048人)、アフリカが11万3038人(感染423万5833人)、オセアニアが997人(感染3万7678人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP