【4月2日 CGTN Japanese】北京市大興区では2月17日に大規模なワクチン接種が始まり、現在までに区内における新型コロナウイルスワクチンの接種率が80%に達しました。

 中国疾病予防・抑制センターの研究員で、世界保健機関(WHO)ワクチン開発委員会顧問の邵一鳴(Shao Yiming)氏は「北京市大興区で、新型コロナウイルスの免疫のバリアシステムが基本的に確立され、この地域では新型コロナウイルスの流行が不可能になったことを意味する。全国民のワクチン接種の行動におけるハイライトと言ってよい。だが、他の地域の接種率が向上しなければ、抜け穴が発生しかねない。したがって、昨年からの感染リスクの高い職業の従業者の接種が終わった後、全国民に対する秩序立てた接種を始めたわけだ」と述べました。

 接種は現在、かなり急速に進められています。直近の1週間では、1日の接種人数が300~400万人で、最も多かった日には600万人以上に達しました。また、現段階までの結果から見て、ワクチンの生産能力が向上するにつれて、1日1000万人の接種も可能になる見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News