【4月4日 CGTN Japanese】中国では昨年10月から、多くの地域でデジタル人民元のテスト運用が行われています。中国人民銀行研究局の王信(Wang Xin)局長は1日、今後はデジタル人民元のテスト運用をさらに推進し、条件が整った時点で人民元を利用してクロスボーダー取引を行うことを明らかにしました。

 王局長は1日午後に行われた国務院新聞弁公室の記者会見で、中国国内におけるデジタル人民元の発展について「デジタル人民元は中国国内の複数の地域でテスト運用されている。テストの場面はますます多くなり、豊富になっている。中国人民銀行はデジタル人民元の研究開発とテスト作業を着実に推進している。今後は関連するテスト運用をさらに推進していく」と述べました。

 王局長はまた、「中国のデジタル人民元は主に国内小売の支払いに使われるが、条件が成熟した時点で市場ニーズがあれば、デジタル人民元を利用してクロスボーダー取引も実現可能だ」との考えを示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News