【4月3日 Xinhua News】中国酒造大手の貴州茅台酒（Kweichow Moutai）がこのほど発表した2020年12月期決算によると、売上高は前年比11・1％増の949億1500万元（1元＝約17円）、純利益は13・3％増の466億9700万元だった。

　酒類製品の売上高は11・1％増の948億2200万元、粗利益率は91・5％で0・11ポイント上昇した。そのうち、白酒（蒸留酒）の「茅台酒」の粗利益率は94・0％で0・21ポイント上昇した。また、カクテルベースとなる基酒の生産量は0・2％増の7万5200トンだった。同年末時点の国内販売店は2046店、海外は104店。

　20年の直接販売ルートによる売上高は前年の72億4900万元から82・7％増の132億4千万元だった。卸売業者による代理販売は780億9600万元から4・5％増の815億8200万元だった。

　同社は、第14次5カ年規画（十四五、2021～25年）の初年にあたる21年について、売上高10・5％程度の増加、設備投資68億2100万元という二つの目標を掲げている。(c)Xinhua News/AFPBB News