【4月2日 AFP】南米最大級の男子テニス大会であるリオ・オープン(Rio Open 2021)の主催者は1日、ブラジルで新型コロナウイルスの感染状況が悪化していることを理由に、今年の開催を中止すると発表した。

 ATP 500レベルに位置付けられるリオ・オープンは、当初2月中旬に行われる予定だったが、ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により無期延期が決まり、同じ理由で計画が遅れていた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)開催の道を開いた。

 主催者は発表文で、「新型コロナウイルスの大流行をめぐる不透明な状況を踏まえ、2021年はリオ・オープンは開催されないことになった」と述べると、次回は2022年に行う意向を明らかにした。

 2020年大会の決勝は、ブラジルで最初の新型コロナウイルス陽性者が確認されたわずか数日前の2月23日に行われていた。同国ではこれまで、ウイルスの死者数が米国に次いで2番目に多い32万人以上に上っている。(c)AFP