アストン・マーティンは、ヴァンテージにトップ・グレードの「F1エディション」を設定した。1960年以来となる自社チームでのF1グランプリ参戦を記念するモデルでもある。
グランプリ参戦と合わせ、ヴァンテージはセーフティカーに採用されており、それに用いられた技術の多くを市販モデルに反映したのがこのF1エディションだ。
4.0リッターV8の最高出力は標準車比25psアップの535psで、ヴァンテージとしてはこれまでで最強。最大トルクは685Nmのままだが、発生回転域が拡大されている。トランスミッションは8段ATだ。
シャシーは前部の剛性向上により、ステアリングのレスポンスとフィールを改善。改良型ダンパーは作動領域が増加し、低速域での追従性と高速域でのボディ・コントロールを共に高めた。合わせてリアのスプリングレートと横剛性を高めたことで、シャープなターンインとトラクションの向上を可能にしたという。
ホイールは1インチアップの21インチで、ヴァンテージでは初採用となるサイズ。タイヤはF1への供給を行うピレリと専用品を共同開発した。
空力パーツも専用開発で、フロントのスプリッターとカナード、アンダー・ボディの整流板、リアのウイングを新設。既存のリア・ディフューザーと協調し、標準車より200kg多いダウンフォースを発生するという。
ラインナップはクーペのほか、オープン・ボディのロードスターも設定。ボディ・カラーはF1マシンやセーフティカーを模したグリーンのほか、ブラックとホワイトが用意される。グロス仕上げとサテン仕上げが選択でき、いずれもマットなダークグレーのストライプが入る。
今回、日本での販売価格は発表されていないが、イギリス本国での価格は14万2000ポンド(約2130万円)だ。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.04.05
CARS
見た目も中身も大きく生まれ変わった「MINI ジョン・クーパー・ワ…
PR | 2024.04.04
WATCHES
カール F. ブヘラから日本限定88本のヴィンテージ感あふれるクロ…
2024.04.19
CARS
モータージャーナリストたちもみんな「ちょっと古いクルマ」に乗ってい…
PR | 2024.03.28
CARS
クルマ好きが集う、秘密基地を訪ねる(後篇)
2024.04.10
WATCHES
これぞ、エレガンスの極み! ディオールの名作時計「シフル ルージュ…
PR | 2024.03.28
LIFESTYLE
ファウラーの新作縦型トートとスマホケースで、春のドライビング・スタ…
advertisement
2024.04.20
GT-R開発にも負けていない、これぞクルマ屋の仕事! 日産マーチ12SRは、どんなホットハッチだったのか?
2024.04.20
PHEVモデルを250万円以上値下げ レンジローバー・スポーツに装備の充実を図った2025年モデルが登場
2024.04.19
モータージャーナリストたちもみんな「ちょっと古いクルマ」に乗っている! あなたのちょっと古いクルマを見せてください!!
2024.04.15
藤野太一が乗るちょっと古いクルマ、ポルシェ911カレラ(2010年型) “中古車探しはお宝探し” 憧れだったクルマに乗れるのがいいところ!
2024.04.17
桐畑恒治が乗るちょっと古いクルマ、ランチア・デルタ(2014年型) 「中古になったら買い」の愛車候補はまだまだたくさんある!