【4月2日 AFP】新型コロナウイルス禍で機内食を食べられなくて不自由することはまずないが、全日本空輸(ANA)が実施する駐機中のボーイング(Boeing)777型機でファーストクラスやビジネスクラスの機内食を楽しめるイベントが、人気を博している。

 ANAは先月31日、「翼のレストランHANEDA」をオープンした。「乗客」は搭乗券を模したチケットを持ち、羽田空港(Haneda Airport)でボーイング777型機に搭乗する。ANAによると、スタッフによる「搭乗前」アナウンスが流れる。食事は座席で提供されるが、シートベルトを着用する必要はない。

 ファーストクラスが5万9800円、ビジネスクラスで2万9800円という価格にもかかわらず、人気のようだ。

 ANAの広報は1日、「レストランのチケットは1日で完売した」とAFPに述べた。レストランは今後11日間オープンする予定で、新型ウイルス対策の規制が強化されなければ、追加開催の可能性もあるという。

 レストランでは感染対策を実施しており、60席のみを使用し、客同士が距離を保てるようにしている。(c)AFP