【4月1日 AFP】フランスで、第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)がユダヤ人所有者から略奪した巨匠画家ニコラ・プッサン(Nicolas Poussin)の油絵がイタリアで見つかり、正当な所有者に返還された。伊警察が1日、明らかにした。

 作品は、17世紀のバロック時代の巨匠プッサンが手掛けた縦120センチ、横150センチの油彩。

 伊警察の文化財課によると、1944年にナチス兵らが、仏西部ポワチエ(Poitiers)にあるユダヤ人一家の家屋を占拠し、その際に作品も略奪。最近になって、伊パドバ(Padua)郊外の骨董(こっとう)商の自宅で発見された。(c)AFP