【4月1日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が31日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)への出資比率を高め、スポーツ投資会社のフェンウェイ・スポーツ・グループ(Fenway Sports GroupFSG)のパートナーとなることが明らかになった。

 FSGはジェームズや実業家のマーベリック・カーター(Maverick Carter)氏とポール・ワッチャー(Paul Wachter)氏が同社のパートナーとなったと発表。同様に投資会社のレッドバード・キャピタル(RedBird Capital)も迎え入れたという。

 これまでリバプールの株式の2パーセントを保有していた36歳のジェームズは、その保有割合を増やす。同様にジェームズは米大リーグ(MLB)のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)、スポーツマネジメント会社、地元スポーツ放送局、そして米国で人気のストックカーレース「NASCAR」に参戦するラウシュ・フェンウェイ・レーシング(Roush Fenway Racing)の保有株式も増やすという。

 FSGは2010年にリバプールの経営権を獲得している。

 米紙ボストン・グローブ(Boston Globe)は一連の投資額は7億5000万ドル(約830億円)だと報じている。

 新たな投資により、リバプールは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による財政難から解放され、本拠地アンフィールド(Anfield)の拡張計画が前進することとなる。

 クラブはスタジアムの一角スタンドの拡張計画を発表しており、これによりアンフィールドの収容人数は約6万1000人になる。(c)AFP