■軍の任務に貢献

 KポップグループBTS(防弾少年団)からトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)所属のストライカー、孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)選手まで、韓国の世界的スターに徴兵制度は重くのしかかる。

 厳密にはいまだに北朝鮮と戦争状態にある韓国では健康な全男性に対し、30歳を迎える前に約18か月の兵役が義務付けられている。ただし、五輪のメダリストやアジア競技大会の王者、および国際的なクラシック音楽コンテストの優勝者だけは兵役を免れている。

 カン選手の技量は韓国軍にとって「多大な価値」があると、コーチのキム・ジェホン(Kim Jae-hong)氏は主張する。

 韓国の兵力は北朝鮮のおよそ半分の約56万人だが、国防省によると、テクノロジー面で優位を保ち、訓練や戦闘実験の目的でおよそ800のドローンを所有している。

「ドローン部隊の監視活動は、基本的にはカメラからの生映像に基づく。これはドローンレースと同じだ」とキムコーチは話す。「カンや他のレーサーはドローンの操縦技能を維持しながら任務に貢献できる」 (c)AFP/Kang Jin-kyu