【4月1日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は31日、各地で第3節の試合が行われ、グループJのドイツはホームで北マケドニアに1-2で敗れた。「みっともない」パフォーマンスでW杯予選では20年ぶりの黒星を喫し、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督への風当たりは強さを増した。

 デュイスブルク(Duisburg)での試合を終えて意気消沈のレーブ監督は、「失望は計り知れない」とコメント。

「失敗だ。多くのミスがあり、深く引いた北マケドニアを切り崩す方法を見つけられなかった」とした指揮官は「相手にカウンターを許して試合を支配できなかった」と続けた。

 前半に37歳のFWゴラン・パンデフ(Goran Pandev)のゴールで先制した北マケドニアに対し、ドイツはイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)のPKで追いついたが、85分にイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)に所属するMFエリフ・エルマス(Eljif Elmas)が決勝点をマークした。

 4度世界の頂点に立っているドイツは、1930年の第1回大会は不参加で、1950年大会は出場が認められなかったが、これまで予選で敗退したことは一度もない。

 ドイツはグループ首位のアルメニアに3ポイント差をつけられており、勝ち点で並ぶ北マケドニアには得失点差で及ばず3位に低迷している。

 W杯予選でドイツは、イングランドに1-5で大敗した2001年以来の黒星を喫した。この日キャプテンを務めたギュンドアンは、「起きてはならないことが起きた」と肩を落とした。

「北マケドニアはわれわれのゴールに2度近づいて、いとも簡単に2点決めたという感覚だった。こちらはチャンスは作ったが1点だけだった」

 また、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)で不振に陥っているティモ・ヴェルナー(Timo Werner)は、後半頭からピッチに立つと1-1の場面で決定的なチャンスを逃して戦犯となった。ギュンドアンは「彼に同情する」とかばった。(c)AFP