【4月1日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間31日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は280万5004人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2817万3020人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 30日には世界全体で新たに1万1912人の死亡と61万1587人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3780人。次いで米国(1038人)、メキシコ(807人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに55万998人が死亡、3039万3702人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は31万7646人、感染者数は1265万8109人。以降はメキシコ(死者20万2633人、感染者223万2910人)、インド(死者16万2468人、感染者1214万9335人)、英国(死者12万6670人、感染者434万1736人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの247人。次いでハンガリー(212人)、モンテネグロ(200人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(199人)、ベルギー(198人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が95万3861人(感染4356万6193人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が77万8296人(感染2468万4869人)、米国・カナダが57万3919人(感染3136万8723人)、アジアが27万1692人(感染1782万4180人)、中東が11万3740人(感染648万6902人)、アフリカが11万2503人(感染420万5005人)、オセアニアが993人(感染3万7154人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP