【3月31日CGTN Japanese】第1回「上海コーヒー文化ウイーク」が29日、上海国家会議・展示センター(NECC)で開幕しました。上海をはじめ全国各地のコーヒーブランドやメーカーが一堂に会しています。

 中国で最も影響力を持ち、最もコンテンツが充実した、ビジネス情報に特化したメディア・グループである「第一財経(CBN)」が発表した報告書「上海コーヒー消費指数」によりますと、2021年1月現在、上海にはカフェが計6913店あり、カフェが世界で最多の都市となっています。人口1万人当たりのカフェ店舗数は2.85店で、ロンドン、ニューヨーク、東京など国際的都市の平均水準に達しています。現在の上海の1人当たりの年間コーヒー消費量は20杯で、国内平均の6.2杯をはるかに上回っていますが、他の世界の重要なコーヒー市場の年平均200~300杯という水準に比べると明らかな差があり、上海のコーヒー市場にはまだ大きな成長の余地があります。

 また、高級カフェが集中して出店しているのが、ここ5年の上海のコーヒー市場の最も大きな変化です。MANNER、Seesaw、M Standなど上海で誕生した高級カフェのブランドは、一定規模でチェーン化経営を実現し、カフェのチェーン店率は42.99%となっています。高級カフェまたは独立系カフェがカフェ全体の55.88%を占めています。

 新たなコーヒーブームは、上海に商業空間と業態のアップグレードをもたらし、コンビニ、書店、劇場、ホテルには自社ブランドのカフェが登場しています。上海市書籍刊行業協会がこのほど発表した調査報告書によりますと、カフェの設置は、新規開店する書店のスタンダードとなっており、取材に応じた97の書店のうち、カフェの総面積が100平方メートルを超えているのは76店で、全体の78%を占めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News