【3月31日 CGTN Japanese】報道によりますと、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日、「36カ国が未だにワクチンを手にしていない」と述べました。

 これを受けて、中国外交部の華春瑩(Hua Chunying)報道官は30日の定例記者会見で「中国は率先してワクチンを世界の公共財とすることを約束し、発展途上国のワクチン入手のしやすさと負担可能性の向上に努めている。中国はすでにWHOのCOVAXファシリティに加盟しており、発展途上国の緊急を要する需要に対しまず1000万回分のワクチンを提供すると明確に約束した」と述べました。

 華報道官はまた、「現在、中国は80カ国と3つの国際機関にワクチン支援を提供すると同時に、40を超える国にワクチンを輸出し、10余りの国とのワクチン研究開発および生産協力を行っている。また、国連の呼びかけに応じて各国の平和維持活動の参加者にワクチンを寄贈している」としたうえで、さらに、国際オリンピック委員会(IOC)と協力することでオリンピックに参加予定の選手たちにワクチンを提供したいとの考えを示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News