【3月31日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間30日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は279万2586人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2754万6270人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 29日には世界全体で新たに7501人の死亡と45万9625人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1660人。次いで米国(586人)、ポーランド(460人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに55万36人が死亡、3033万1798人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は31万3866人、感染者数は1257万3615人。以降はメキシコ(死者20万1826人、感染者222万7842人)、インド(死者16万2114人、感染者1209万5855人)、英国(死者12万6615人、感染者433万7696人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの245人。次いでハンガリー(209人)、モンテネグロ(200人)、ベルギー(198人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(196人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が94万9215人(感染4327万179人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が77万2949人(感染2455万680人)、米国・カナダが57万2930人(感染3130万253人)、アジアが27万867人(感染1774万3483人)、中東が11万3421人(感染645万202人)、アフリカが11万2218人(感染419万4616人)、オセアニアが986人(感染3万6863人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP