【3月30日 AFP】ミャンマー東部カイン(カレン、Karen)州では国軍による空爆を受け、28日までに約3000人がタイに避難し、国境を越えた。少数民族カレンの市民団体「カレン・ウィメンズ協会(Karen Women’s Organization)が明らかにした。

 だが、国境付近で約2000人がタイ当局により退去させられたと、地元メディアは報じている。一方、タイ外務省の報道官はこれを否定した。

 国軍は27日夜、20年ぶりとなる同州への空爆を開始。空爆は、ミャンマー最大の武装勢力カレン民族同盟(KNU)が標的で、28日、29日も行われた。

 カレンの人権活動家、サ・モー(Hsa Moo)氏によると、週末の空爆で4人が死亡、9人が負傷した。(c)AFP