【3月30日 AFP】財政難によって運営停止に追い込まれていたサッカー中国スーパーリーグ(1部)王者の江蘇FC(Jiangsu FC)が、同リーグを正式に脱退することが29日に決まった。

 先月に運営停止して以降、江蘇は正式に解散を発表していないが、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)も所有する中国の小売り大手で、オーナーの「蘇寧(Suning)」はクラブの売却先を見つけられていない。

 江蘇は今シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2021)出場権も獲得していたが、今月初めには参加を辞退していた。

 中国サッカー協会(CFA)の発表によれば、江蘇の代わりに滄州雄獅(Cangzhou Mighty Lions FC)がスーパーリーグで戦うことになった。

 他にリーグ参加が承認されなかった5クラブは全て2部と3部のチームだが、同じく深刻な財政問題に悩まされていると報じられていた天津津門虎(Tianjin Tigers FC)は、今季のスーパーリーグに出場する16チームの中に名前があった。(c)AFP