【3月30日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選に臨んでいるウェールズ代表のギャレス・ベイル(Gareth Bale)は29日、代表でのキャリアが終わりに近づきつつあるかもしれないと認め、今予選が母国のユニホームを着てプレーする最後の機会になる可能性があると話した。

 グループEの開幕戦でベルギーに敗れたウェールズは、30日に行われるチェコとのホームゲームで最初の勝ち点獲得を目指している。

 新型コロナウイルスの影響で今年6月に開幕延期となった欧州選手権(UEFA Euro 2020)の出場も決めているウェールズだが、キャプテンを務めるベイルはW杯カタール大会のときには33歳を迎えている。

「この予選の後のことについては、まだあまり考えていない」と語ったベイルは、「もちろん僕らが年を取ってきているのは隠しようがないし、これが最後になるかもしれない」とコメントした。

「たとえそうだとしても僕の姿勢が変わることはない。いつも通り100パーセントの力を注ぐつもりだ」

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)から1シーズンのローン移籍でイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に復帰したベイルは今季、本人いわく「膝の小さなけが」で低調なスタートを切った。

 しかし、2月から3月上旬にかけては6試合で6ゴールを記録しており、エストニアを下してW杯予選で白星発進し、その後ベルギーと引き分けたチェコの選手を苦しめるだけの「状態とスピード」が戻っていると話した。

「サッカーにおいて自信というのは非常に重要な要素。最高の選手であってもそうでなくても、サッカー選手としての自信は、とりわけ僕にとっては最も重要なことの一つ」

「ファイナルサードでプレーするときはリスクを冒し、自分に自信を持つ必要があり、DFをかわしてシュートを打ってゴールを決めなければならない」 (c)AFP