【3月30日 Xinhua News】中国通信大手の中国移動(チャイナモバイル、China Mobile)がこのほど2020年12月期決算を発表し、国有通信大手3社の香港上場子会社である中国移動、中国電信(チャイナテレコム、China Telecom)、中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニコム、China Unicom)の決算が出そろった。3社の経営指標は総じて安定し、3社を合わせた売上高は約1兆4700億元(1元=約17円)、純利益は1412億元で、1日当たりの純利益は約3億8700億元となった。

 20年末時点で、3社が第5世代移動通信システム(5G)の整備に投じた金額は1757億元、設置済み基地局数が77万カ所に達し、5G対応スマホ向けセットプランの契約件数は3億件を超えた。21年は3社による5G通信網整備のピークにあたり、3社の設備投資は合わせて3406億元の予定で、うち5G関連投資は前年比5・0%増の1847億元を見込んでいる。

 20年の売上高は中国移動が3・0%増の7681億元、中国電信が4・7%増の3936億元、中国聯合網絡通信が4・6%増の3038億元だった。

 20年末時点で、中国移動のモバイルサービス契約件数が9億4200万件、うち5Gセットプラン契約件数は1億6500万件、契約件数は1億6200万件の純増となり、業界をリードした。中国電信のモバイルサービス契約件数が3億5100万件、契約件数は1545万件の純増となり、5Gセットプラン契約件数は8650万件だった。中国聯合網絡通信の5Gセットプラン契約件数は7083万件だった。(c)Xinhua News/AFPBB News