【3月29日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会は29日、31省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団からの報告により、新型コロナウイルスの感染者が28日、新たに15人確認されたと発表した。いずれも「輸入症例」で、内訳は広東省8人、内モンゴル自治区3人、四川省2人、上海市1人、湖南省1人となっている。死者と感染の疑いがある患者は新たに確認されなかった。新たな退院者は10人で、経過観察が解除された濃厚接触者は226人だった。

 29日午前0時時点の中国本土の感染者数は172人で、重症者は前日と同数の1人となった。

 輸入症例患者は現在169人で、うち重症者が1人。感染の疑いがある患者は2人だった。輸入症例の累計感染者数は5277人で、うち5108人が既に退院しており、輸入症例の死者は確認されていない。

 28日に新たに確認された無症状感染者は18人(全て輸入症例)だった。同日に確定診断された無症状感染者は4人(全て輸入症例)、8人(全て輸入症例)が経過観察を解除された。現在、経過観察を受けている無症状感染者は273人(全て輸入症例)となっている。

 29日午前0時時点の中国本土の累計感染者数は9万182人で、退院者は8万5374人、死者は4636人となった。特定された濃厚接触者は累計98万8501人で、現在も4574人が経過観察を受けている。

 香港・マカオ・台湾地区からの感染確認報告は累計1万2516人で、内訳は香港特別行政区が1万1446人(退院1万1056人、死者205人)、マカオ特別行政区が48人(退院48人)、台湾地区が1022人(退院979人、死者10人)だった。(c)Xinhua News/AFPBB News