【3月29日 AFP】自転車ロードレースのヘント~ウェフェルヘム(Gent-Wevelgem 2021)が28日、ベルギー・イーペル(Ieper)からウェフェルヘム(Wevelgem)までの250キロで行われ、優勝候補に挙がりながら55位と惨敗したドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のサム・ベネット(Sam Bennett、アイルランド)が、勝利のレシピを台無しにした要因が「食べ過ぎ」だったことを明かした。

 30歳のベネットは、今季すでにパリ~ニース(Paris-Nice 2021)とUAEツアー(2021 UAE Tour)で区間2勝、前週のオキシクリーン・クラシック・ブルージュ~デパンネ(Oxyclean Classic Brugge-De Panne 2021)でも優勝と絶好調で大会に臨んだが、この日は残り15キロで突如失速し、55位に沈んだ。

 ベネットはベルギーのベルガ(Belga)通信に対して「愚かなミスを犯した。食べ過ぎたんだ」と話し、「自分のエネルギータンクをできるだけ満タンにしたかったから、おなかに食べ物を詰め込んだ」と明かした。

「それが失敗だった。乳酸がたまったのと、おなかがいっぱいなことのダブルパンチで吐いてしまった」

「その後、体にエネルギーが残っておらず、脚も使い切っている自分に気づいた」

「自分のレースがもう終わった中で、最後の15キロは体が破裂しそうだったよ」

 大会はチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)が優勝した。(c)AFP