【3月29日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は28日、各地で第2節の試合が行われ、グループBのスペインは後半アディショナルタイムのダニ・オルモ(Dani Olmo)のゴールでジョージアを2-1で下し、初勝利を挙げた。

 ホームでの初戦でギリシャと引き分けたスペインは、前半終了間際にクヴィチャ・クワラツヘリア(Khvicha Kvaratskhelia)に先制点を許したが、56分にフェラン・トーレス(Ferran Torres)が同点ゴールをマークすると、最後はオルモが25メートルの距離から放ったシュートがゴール上隅に突き刺さった。

 同じく引き分け発進となっていたフランスはカザフスタンに勝利し、イングランド、イタリア、ドイツはそれぞれバルカン半島諸国を退けて2連勝を飾った。

 敵地ティラナでアルバニアと対戦したグループIのイングランドは、代表では6試合ゴールから遠ざかっていたハリー・ケイン(Harry Kane)が2019年11月のコソボ戦以来となる約500日ぶりの得点をマークするなどし、2-0で勝利した。

 メイソン・マウント(Mason Mount)のゴールもアシストしたケインは、「ストライカーに思い通りにいかない時期はつきもの。チームのために自分の仕事に集中し続けなければならない。3ポイントを獲得できてうれしい」と喜んだ。

 敵地ブカレストに乗り込んだグループJのドイツは17分、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)の得点で先制すると、その後も試合を支配するも最少得点差でルーマニアを下した。

 グループCでは、前半終了間際にアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)のPKで先制したイタリアが、82分にはマヌエル・ロカテッリ(Manuel Locatelli)が追加点を挙げ、アウェーでブルガリアに2-0で勝利した。また、ホームにリトアニアを迎えたスイスは、片方のゴールのサイズが大きかったため試合開始が15分遅れたものの、2分にシェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)が挙げた得点を守りきって1-0で勝利を収めた。

 初戦でウクライナとホームで引き分けたグループDのフランスは、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が先制点をマークすると、前半終了間際には相手のオウンゴールで加点してカザフスタンを2-0で下し、初勝利を飾った。

 デンマークはカスパー・ドルベア(Kasper Dolberg)とミッケル・ダムスゴール(Mikkel Damsgaard)がそれぞれ2点をマークするなどしてモルドバに8-0で大勝し、グループF首位を守った。(c)AFP/Peter BERLIN