【3月29日 Xinhua News】中国カード決済大手の中国銀聯(ユニオンペイ、UnionPay)の子会社で海外事業を担う銀聯国際(ユニオンペイ・インターナショナル)はこのほど、ブラジルのアクワイアラー(加盟店契約会社)の「Stone」、決済プラットフォームの「Saque ePague」とそれぞれ事業協力に合意したと発表した。同国の銀聯カード加盟店舗は36万店増加する。銀聯カード対応現金自動預払機(ATM)も1500台増え、カード利用可能率は70%に上昇する。

 中南米市場ではこの2年、銀聯カードの利用環境整備が加速している。国内総生産(GDP)上位10カ国の全てで銀聯カードの決済が可能となり、6カ国・地域では現地でカードを発行している。

 銀聯国際によると、中南米諸国では「一帯一路(Belt and Road)」構想に関する中国との共通認識や共同建設に対する考えがほぼ全域で確立されており、高い決済需要が現地の銀聯事業の高成長を促している。中南米20カ国・地域の店舗200万店以上で銀聯カード決済が可能なほか、中国の主要投資先のうち、パナマでは全てのATM、メキシコでは8割が銀聯カードに対応し、エクアドルやジャマイカなどでもカード利用可能率が7割を超えている。(c)Xinhua News/AFPBB News