【3月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は277万7761人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2662万2220人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 27日には世界全体で新たに9829人の死亡と57万6385人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3438人。次いで米国(761人)、メキシコ(567人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに54万8828人が死亡、3021万8688人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は31万550人、感染者数は1249万362人。以降はメキシコ(死者20万1429人、感染者222万4767人)、インド(死者16万1552人、感染者1197万1624人)、英国(死者12万6573人、感染者432万9180人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの242人。次いでハンガリー(204人)、モンテネグロ(198人)、ベルギー(197人)、スロベニア(193人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が94万3355人(感染4291万4305人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が76万7568人(感染2438万2782人)、米国・カナダが57万1678人(感染3117万8827人)、アジアが26万9736人(感染1755万2490人)、中東が11万2735人(感染638万1927人)、アフリカが11万1713人(感染417万5758人)、オセアニアが976人(感染3万6135人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP