インドネシア大聖堂前で自爆攻撃、14人負傷 実行犯1人死亡
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【3月28日 AFP】(更新、写真追加)インドネシア・マカッサル(Makassar)にあるキリスト教カトリック系の大聖堂前で28日、自爆攻撃があり、少なくとも14人が負傷した。地元警察によると、自爆犯2人のうち1人が現場で死亡、もう一人の生死は分かっていない。
爆発は午前10時30分(日本時間午後0時30分)ごろ発生した。当時、大聖堂内では信者らが聖週間(Holy Week)の始まりを祝っており、司祭はメトロTV(Metro TV)に対し、日曜礼拝の終了直後に爆発が起きたと話している。
負傷したのは教会関係者と信者合わせて14人で、けがの程度は分かっていない。
インドネシア国家警察は、「大聖堂の正門での爆発発生時、バイクに乗った2人組がいた。2人は敷地内に入ろうとしていた」と述べ、散らばった体の一部から自爆犯の身元を調べていると明らかにした。
警察によれば、爆発時、大聖堂の警備員がバイクの敷地内への侵入を阻止しようとしたという。
イスラム教徒が多数を占めるインドネシアでは、過去にも教会が狙われる事件が起きている。2018年には第2の都市スラバヤ(Surabaya)で、複数の教会が日曜礼拝中に自爆攻撃を受け、十数人が死亡した。(c)AFP/Andi Hajramurni