【3月28日 AFP】27日の2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選、グループA第2節のセルビア対ポルトガル戦で、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の終了間際の決勝点かに思われたゴールが認められなかったことについて、ポルトガルのフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督が「あってはならない」判定だとコメントした。

 疑惑の判定は両チーム2-2で迎えた93分に生まれ、ロナウドが勝負を決めるゴールを決めたかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)もゴールライン・テクノロジー(GLT)も採用されていない中で、審判団はボールがゴールラインを越える前に相手DFがかき出したとして得点を認めなかった。

 この判定に激高したロナウドは、審判への抗議でイエローカードをもらい、試合終了のホイッスルとともにキャプテンマークを投げ捨てると、そのままピッチを後にした。

 明らかな得点だったと考えるサントス監督も、ポルトガル公共放送のRTPに対して、「われわれは得点を決めたが、ボールがゴールに入っていたのに認められなかった」と話し、「このレベルの試合では、あってはならないことだ」と憤った。

 ロナウドは試合後に自身のインスタグラム(Instagram)を更新し、「今も、これからも常に代表のために全力を尽くしているし、それは変わらない。しかし、ときには受け入れるのが難しいこともある。国全体が傷つけられたと感じたときは特にそうだ」と書き込んでいる。(c)AFP