【3月28日 AFP】27日に行われた21F1開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2021)予選で、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)の後塵(こうじん)を拝したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、「自分たちを抑え込む」ためのルール変更にも対応し、壁を乗り越えていきたいと話した。

 通算7回の年間優勝を果たし、今季は史上最多8回目のドライバーズタイトル獲得を目指すハミルトンは、空力に関するレギュレーションの変更について「もちろん、僕らを抑え込むために行った変更なのは、秘密でも何でもない」と報道陣に話した。

「もちろん、僕らも昨年のエンジンに修正を加え、そちらも同じだ」

「だけどそれは構わない。僕らも壁は歓迎だし、こうしたことを否定したりはしない。ハードワークをしてベストを尽くすだけだし、それが僕らのやるべきことだ」

 約2週間前の合同テストでは、レッドブルに対抗できず苦しんだメルセデスだが、ハミルトンは、そこからチームが立て直してきたことに手応えを感じているという。

 ハミルトンは「先週は一生懸命に働いて、現在のパッケージの理解に努めた」と話し、「それで何歩か前進したが、きょうの最終周のマックスとは戦えなかった。とはいえ2番手だし、決勝でレッドブルを苦しめられる位置にいる」と続けた。

「マックスは素晴らしいラップを刻んで、約0.4秒は大差だから、僕らも何とかしないといけない。きょうもプッシュしたが、最後はこれ以上マシンの力を引き出すのは無理だった」

「それでもエキサイティングだったし、チームのみんなのことをものすごく誇りに思う」 (c)AFP