【3月27日 AFP】(更新、写真追加)イラン外務省は27日、イランと中国が今後25年にわたる協力協定を締結すると発表した。両国は共に米国と対立しており、互いに近づいた形だ。

 イラン外務省のサイード・ハティブザデ(Said Khatibzadeh)報道官は国営テレビに対し、中国の王毅(Wang Yi)外相のテヘラン訪問中に「政治的、戦略的、そして経済的」要素を含む協定に署名する予定だと語った。

 また、今回の協定はイランと中国の関係を深めるのに非常に効果的だと述べ、2016年1月の習近平(Xi Jinping)中国国家主席のテヘラン訪問中に提案されたものだと明らかにした。習氏とイランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領はその際、「交通や港、エネルギー、産業、そしてサービスの分野における互恵的な投資」に向けたロードマップの策定で合意している。

 署名式はイランのモハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相の主催で、27日正午(日本時間同日午後4時30分)に予定されている。(c)AFP