【3月27日 AFP】米国は26日、23日にエジプトのスエズ運河(Suez Canal)で座礁した巨大コンテナ船を離礁させるためにエジプト側を支援する用意があり、要請があれば、米海軍の専門家チームの派遣が可能だと発表した。

 米ホワイトハウス(White House)のジェン・サキ(Jen Psaki)大統領報道官は、「エジプトとの活発な外交対話の一環として、運河の通航再開に向けて米国側から支援を申し出た」と述べた。

 中東を担当する米中央軍のビル・アーバン(Bill Urban)報道官は、「われわれはエジプト側への支援を申し出ており、用意もできている。具体的な要請があった場合には支援したい」と述べている。

 米中央軍の中東での主要な任務には、商船の通航保護も含まれている。

 匿名を希望した米国防総省職員によれば、米政府は海軍の専門家チームの派遣を申し出ており、エジプト側から正式な要請があった場合、同チームは27日にも、米海軍第5艦隊が駐留するバーレーンから向かうことができるという。(c)AFP