【3月27日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)は26日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は6-2、6-2で盧彦勳(Yen-Hsun Lu、ルー・エンスン、台湾)を圧倒し、3回戦に駒を進めた。

 25歳のメドベージェフは、この試合でサービスエースを9本記録したほか、ダブルフォールトも1本に抑えた。次戦は、第30シードのライリー・オペルカ(Reilly Opelka、米国)を6-4、6-2で撃破したオーストラリアのアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin)と対戦する。

 2回戦から登場したメドベージェフは、37歳の盧をわずか56分で一蹴した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に見舞われた2020年シーズンに盧はけがによる長期離脱を余儀なくされており、今大会にはプロテクトランキングで出場していた。

 米マイアミの高温多湿な気候を歓迎しているというメドベージェフは、「どうにか快勝できた。勝ち進もうとするなら、こうしたコンディションの中ではそれが重要だ」と話すと、「いつもと違うのは、野外の高温な気候では、球足など全てが変わってくるということだ」と強調した。

「先週の土曜日(20日)にここに来たから、準備には十分な日数があった。こうした高温多湿のコンディションでプレーするのは好きなので、次のラウンドも楽しみだ」

 一方、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、世界ランク83位のエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)に6-1、3-6、1-6で敗れ、大会から姿を消した。

 前週のメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2021)でタイトルを獲得して今大会に臨んでいたズベレフは、序盤から勢いに乗ると、3ゲームをブレークして第1セットを先取した。しかし、21歳のルースブオリが反撃を仕掛けると、世界7位の強豪はスタミナ切れの様子をみせた。

 ルースブオリは次戦、第27シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)に6-3、4-6、6-4で競り勝ったスウェーデンのマイケル・イマー(Mikael Ymer)と対戦する。(c)AFP