【4月1日 AFP】仏ブランド「シャネル(Chanel)」のシンボルで、ガブリエル・「ココ」・シャネル(Gabrielle "Coco" Chanel)のお気に入りの花だったツバキは春に収穫される──。

 仏南西部ゴジャック(Gaujacq)にあるツバキの栽培および研究施設では、現地の専門家らと協力し、主に美容クリームなど化粧品に使うためツバキが育てられている。中でも、日本原産の「アルバ プレナ」に含まれる成分には高い保湿効果があるという。

 過去20年にわたりシャネルと共に研究を進めているツバキの専門家で農園主のジャン・トビ(Jean Thoby)氏は、5ヘクタールの土地に約2000種のツバキを管理している。

 トビ氏は、「アルバ プレナは育てるのが難しく、栽培方法を確立するまでに10年を要した。シャネルなしには実現できなかった」と話した。(c)AFP