【3月26日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)は25日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-3、4-6、7-5でクリスティーナ・クコバ(Kristina Kucova、スロバキア)に競り勝ち、3回戦に進出した。

 2019年大会の覇者で同年には全仏オープンテニス(French Open 2019)も制しているバーティは、世界ランク149位を相手にマッチポイントを握られながらも見事な反撃をみせた。次戦は、同54位のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)と対戦する。

 バーティはこの日、最終ゲームで0-40の劣勢からたたき込んだ2本を含む計15本のサービスエースを記録し、約2時間30分の戦いの末に勝利を収めた。試合後には、「粘り強いプレーを持続しながら、状況の打開を図ることが重要だった」と振り返り、「決して諦めなかったことにとても満足しているし、自分自身で勝ち進むチャンスをつかむことができてうれしい」と喜んだ。

 先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)では準々決勝でカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)に敗れ、翌週のアデレード国際(Adelaide International 2021)ではダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)に初戦敗退を喫したバーティは、2014年以来の3連敗を逃れた。

 今大会でバーティから世界1位の座を奪取する可能性があるのは、第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)だけとなっている。2月の全豪オープンで通算4度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たした同選手は、アイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)と対戦する26日の2回戦が今大会の初戦となる。

 2回戦ではその他、第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が、フランスのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)に第1セットを先取されながらも3-6、6-4、6-0で逆転勝利を収めた。

 昨年の全仏女王で第15シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-4、6-2でバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)に快勝。元世界1位のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は6-0、6-0で予選勝者のレナタ・サラスア(Renata Zarazua、メキシコ)に圧勝した。(c)AFP