【3月26日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間25日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は274万5337人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2481万3160人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 24日には世界全体で新たに1万63人の死亡と62万4777人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2009人。次いで米国(1362人)、メキシコ(579人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに54万5282人が死亡、3001万1551人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は30万685人、感染者数は1222万11人。以降はメキシコ(死者19万9627人、感染者220万8755人)、インド(死者16万692人、感染者1178万7534人)、英国(死者12万6382人、感染者431万2908人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの238人。次いでベルギー(197人)、ハンガリー(196人)、モンテネグロ(195人)、スロベニア(192人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が93万2228人(感染4215万7651人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が75万3603人(感染2395万5190人)、米国・カナダが56万8035人(感染3095万6316人)、アジアが26万7927人(感染1728万6152人)、中東が11万1697人(感染628万3786人)、アフリカが11万871人(感染413万8525人)、オセアニアが976人(感染3万5541人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP