【3月28日 Xinhua News】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサに建つポタラ宮は、世界建築史上の奇跡であり、多くの仏像や壁画などの貴重な歴史的文化財や珍しい宝物を秘蔵し、歴史的・文化的に極めて高い価値を持つ。しかし、土と木と石から成る望楼構造の高層宮殿であるため、耐火性は低い。その上、宮殿内には2千を超える部屋があり、中には大量の経典やタンカ(チベット仏教の仏画)、錦織が保管されているため、防火の難易度が高い。1984年、ポタラ宮消防班が設立されて駐留し、以後37年間、ポタラ宮では一度も火災が起きていない。消防班は現在、37人編成の消防大隊に成長している。(c)Xinhua News/AFPBB News