【3月26日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)公安庁新聞(報道)弁公室は24日、中国、ラオス、ミャンマー、タイ4カ国による第103回メコン川合同パトロールが始まったと発表した。中国、ラオス、ミャンマーが派遣する6隻の法執行艇が23日、同省シーサンパンナ・ダイ族自治州の景哈(けいは)のほか、ラオス、ミャンマーの各埠頭(ふとう)からそれぞれ出港した。今回はさらに、4カ国によるメコン川合同「麻薬取り締まり」100日堅塁攻略行動も展開する。

 最近の瀾滄江(らんそうこう)-メコン川流域の治安状況を受けて、今回の行動では区間パトロールと全流域の合同パトロールを組み合わせた方式を採用し、メコン川流域の麻薬犯罪の共同取り締まりを重点に、各種越境違法行為・犯罪取り締りの度合いを強め、合同で流域の安全と安定を守るという。

 パトロール開始に先立ち、4カ国の法執行当局はテレビ会議形式で合同パトロール法執行行動司令官合同会議、メコン川流域治安状況分析会議、流域越境違法行為・犯罪取り締まり業務検討会議を開催。最近の流域の治安状況を共同で分析、検討・判断し、流域の麻薬犯罪の合同取り締まり、麻薬取締法執行協力の深化を重点に踏み込んだ協議・交流を行い、4カ国によるメコン川合同「麻薬取り締まり」100日堅塁攻略行動をスタートさせることで一致した。(c)Xinhua News/AFPBB News