【3月25日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタで23日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者と医療従事者ら約1500人が、同国伝統の竹の楽器「アンクルン」を使い、楽曲を演奏した。同国最大の新型コロナウイルス感染者用医療施設の運用開始から1年を記念するイベントだ。

 この病院の建物は、2018年の第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)で選手村として使われていた。新型コロナ患者のうち、軽症や中等症の患者を受け入れ、隔離と治療を行う施設だ。この1年で7万人以上の患者を治療し、6万6000人近くが回復・退院した。患者の収容可能人数は6000人だが、稼働率は少しずつ下がっている。

 インドネシアはアジア地域の中でも新型コロナウイルス感染症の感染者が多い国の一つ。約150万人が感染、4万人近くが命を落としている。

 映像は23日撮影・提供。(c)AFP