【3月25日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)漢中市(Hanzhong)のトキ国家級自然保護区でこのほど、トキのひなが4羽誕生した。同保護区でのひな誕生は今年初めてとなる。今年は気温が上昇するのが早く、ひなの誕生も例年より20日以上早まった。人工飼育のトキによる自然繁殖の歴史では珍しい現象だという。

 同保護区は秦嶺山脈の南麓に位置し、人工飼育・繁殖センターと華陽トキ繁殖飼育・野生化種源基地の人工飼育施設2カ所を備え、210羽余りのトキが飼育されている。保護区内では現時点で10組のつがいの産卵が確認されており、まもなくふ化するとみられている。(c)Xinhua News/AFPBB News