【3月25日 AFP】米バージニア州は24日、南部の州で初めて死刑制度を廃止した。

 死刑を廃止した州は全米で23番目。バージニア州では、植民地として設立された1600年代初め以降、全米で最多となる1400人近くの死刑を執行。1976年に最高裁が死刑制度の復活を認めて以降の執行数は、テキサス州に次ぎ2番目の多さとなっていた。

 ラルフ・ノーサム(Ralph Northam)州知事(民主党)は、同州の死刑執行室があるジャラット(Jarratt)のグリーンズビル矯正センター(Greensville Correctional Center)で死刑制度廃止法案に署名。「バージニア州での死刑廃止は、道徳的なことだ」と述べ、「バージニアの歴史には誇れるものが多くあるが、死刑の歴史はそうではない」と語った。(c)AFP