【3月25日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間24日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は273万5411人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2416万7620人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 23日には世界全体で新たに1万1169人の死亡と53万1792人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3251人。次いで米国(869人)、メキシコ(809人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに54万3849人が死亡、2992万3094人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は29万8676人、感染者数は1213万19人。以降はメキシコ(死者19万9048人、感染者220万3041人)、インド(死者16万441人、感染者1173万4058人)、英国(死者12万6284人、感染者430万7304人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの236人。次いでベルギー(196人)、モンテネグロ(194人)、ハンガリー(194人)、スロベニア(192人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が92万8153人(感染4186万5111人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が75万351人(感染2381万3265人)、米国・カナダが56万6579人(感染3086万4115人)、アジアが26万7511人(感染1721万2349人)、中東が11万1326人(感染625万679人)、アフリカが11万517人(感染412万6929人)、オセアニアが974人(感染3万5179人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP