【3月24日 AFP】英国が新型コロナウイルス感染拡大に伴う最初のロックダウン(都市封鎖)を開始してから1年となる23日、同国各地では新型ウイルスの犠牲者12万6000人以上を悼み、1分間の黙とうが行われた。

 英国は、新型ウイルスの世界的流行で特に多数の死者を出した国の一つ。同日正午、英議会と国内全域で黙とうが行われた。その後、死者を悼み、最前線の医療従事者をたたえる鐘が鳴った。

 同日午後8時には「記憶のかがり火」と称し、住民らがスマートフォンやろうそく、たいまつの光をともして玄関先に立ち、犠牲者を追悼した。

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II、94)は追悼メッセージで、「多くの人々や家族が今も感じている悲しみと喪失」に改めて目を向けるよう呼び掛け、「この1年、絶えず私たちを支えてくれた人々の計り知れない奉仕」に敬意を表した。(c)AFP