朴前大統領の自宅、差し押さえ競売へ 罰金など20億円未納
このニュースをシェア
【3月23日 AFP】韓国検察は23日、朴槿恵(Park Geun-hye、パク・クネ)前大統領が収賄罪の罰金など約20億円を期日までに納付しなかったとして、自宅を差し押さえたと発表した。物件は競売に掛けられるという。
朴前大統領は、親友による国政介入疑惑など汚職をめぐる抗議にさらされた後、2017年に罷免された。その後、収賄と職権乱用の罪で懲役20年が言い渡され、現在服役している。
ソウル中央地検はAFPに対し、朴前大統領が罰金と追徴金計215億ウォン(約20億円)を先月の期日までに納付しなかったため、当局が「自宅を差し押さえた」と述べるとともに、破産管財人に公売を依頼したと明かした。
報道によると、裁判所が2018年に朴前大統領の資産を凍結した当時、首都ソウル南部の富裕地区にあるこの2階建て物件の査定額は28億ウォン(約2億7000万円)だった。
韓国では大統領経験者が4人存命だが、概して政敵による政権奪取の後に、全員刑事事件で有罪判決を受けている。(c)AFP