【3月23日 CGTN Japanese】中国国務院共同予防・抑制メカニズムは21日、「60歳以上の高齢者人口、2億5400万人を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を大規模に展開する」と発表しました。

 国家衛生健康委員会によりますと、新型コロナウイルス感染症による死亡症例の80%以上が60歳以上の高齢者です。21日午前0時時点で、全国で7495万6000回分の接種が報告されており、現時点での生産スケジュールによりますと、年間のワクチン生産量は全国の人民の接種需要を完全にまかなえると見込まれています。

 科興控股生物技術(シノバック・バイオテック、Sinovac Biotech)が開発・生産した新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」は、昨年12月から中国、チリ、ブラジル、コロンビア、ウルグアイ、トルコ、インドネシア、ラオスなどおよそ30カ国で使用が承認されています。海外での大規模な接種状況を見ると、高齢者グループでは副反応の発生率は比較的低く、これまでのところワクチン接種に関連する異常は報告されていないということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News