プジョーが2020年7月に発売した208/e-208に早くも商品改良を行い、その販売を開始した。半年足らずでの変更だが、燃費改善や装備内容の見直しなど、さまざまな仕様変更が行われている。
一番の注目は燃費の改善。1.2リッター・ガソリン・モデルの208は、WLTCモード燃費が17.9km/リッターとなった。従来の17.0km/リッターからは5%の向上で、国土交通省の排ガス基準で50%低減認定の4つ星レベルを取得。現行制度のエコカー減税対象となり、重量税が25%軽減されるとともに、自動車取得税に替わって導入された環境性能割の課税率は1%となる。2022年4月に施行される新規定でも、同様の措置を受けられる見込みだ。
グレードと装備内容についても一部で改変を実施。最上級機種は呼称が「GTライン」から「GT」へと変わり、車体各部に取り付けられるエンブレムを変更している。合わせてフロント・シートヒーターを標準装備とし、ガソリン・モデルの208GTは17インチ・ホイールの塗装色がダークグレーになった。また、受注生産モデルの廉価仕様「208スタイル」は、ハロゲン灯だったヘッドライトをLED化。16インチのホイールは、従来のスチールからグレー塗装のアルミへと差し替えられた。
価格はガソリン・モデルの208が249.9万円〜299万円、EVモデルのe-208が389.9万円〜426万円となっている。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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