【3月23日 AFP】スウェーデン政府は22日、国内の主要空港2か所で、航空機の温室効果ガス排出量に応じて空港使用料を増減する制度の導入を計画していると明らかにした。社会基盤省によると、このような制度は欧州では初、世界でもおそらく初めて。

 社会基盤省は「航空機による環境への影響が大きいほど着陸料や停留料といった空港使用料が高くなり、影響が小さいほど安くなる」と説明した。航空機がバイオ燃料を使用しているかも考慮されるという。

 対象となるのは首都ストックホルムのアーランダ(Arlanda)空港とイエーテボリ(Gothenburg)のランドベッテル(Landvetter)空港。議会の承認を得る必要があり、今年7月から導入予定。

 スウェーデンでは2018年、二酸化炭素の排出量を削減するため飛行機の不要な使用をやめるよう呼び掛ける「フライト・シェイム(Flight-shame、飛ぶのは恥)」運動が始まった。(c)AFP